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講演 「食卓の向こう側」

日時         平成20年2月21日(木) 3,4時間目
場所         視聴覚教室
対象生徒      1年特進特技コース、食物科学コース

講師         渡辺 美穂

1997年に西日本新聞社に入社。社会部記者だった2003年、朝刊一面で始まった長期企画「食卓の向こう側」の取材班になる。当時は全く食に関心がなく、自宅から生ゴミすら出ない状態だったが、できることから食生活を見直す「半歩先の挑戦」をスタート。体調が改善し、食の大切さを痛感した。2006年6月、大阪勤務の夫と暮らすために退社。現在は、日々の食事の準備など「家のしごと」を"修行”しながらフリーライターとして食卓の向こう側の取材、執筆も続けている。

著書:西日本新聞ブックレット 「食卓の向こう側1~8」(共著、西日本新聞社)


平成20年2月21日、1年生特進特技コース・食物科学コースの計93名を対象として「食卓の向こう側」をテーマに、講演が行われた。

私たちが食べている日頃の食事について、どれだけ認識があるかということからお話が始まった。気をつけているようで全く無意識に口にしているものが、本当に安全なのか。食べ方に問題や偏りはないのかなど疑問を投げかけ、生徒が興味・関心を持てるお話がなされた。


 

【講義内容】

1 みんなが食べている食品はどこから来たもので、本当の姿は何?

普段何気なく使うコーヒーフレッシュはミルクではなく油。アイスクリームも安いものは油の方が多い。ジュースには砂糖が60g。清涼飲料水でも33g。中国から来た野菜で漬け物を作ったり、ブラジルのそば粉でそばを作って売る。そんな現状を私たちはどれほど知っているだろう。安くなければ買ってもらえないのが現状だから、コストを下げるためには保存方法も食材を得る手段も多少問題があってもやむを得ないのだ。私たちは、自分たちがこのことに気づき、自ら学び、意識的に変えていかなければ本当にいい風には変わらない、ということであった。   

 

2 糖分を取りすぎたり、ファーストフードを頻繁に食べると?

甘いものばかり食べたり、飲んだりしていると、甘いものが習慣化し、手放せなくなる。その結果、低血糖症になり、体に倦怠感をおぼえたり、すぐにキレたりする。また虫歯も引き起こすので、かむ力が弱くなり、年齢が低いほど、脳の発達にも支障をきたす。

10分間の休憩時間を利用して、「スーパーサイズミー」という映画を観る。この映画は、ファーストフードを朝・昼・晩と3食30日間食べ続けると体がどうなるかを調べた結果をまとめたものだ。

観ている生徒達もだんだん気分が悪くなってきたようだった。日頃の自分たちの食生活はどうなっているのか、大学生の例を出して検証してみた。どれもバランスが悪く、外食か、買ってすますことが多く、野菜が少ないことが共通事項としてあげられた。そうする理由は空腹が収まれば、自分1人の食事にあまりお金をかけたくないし、作るのが面倒だというものだった。カップラーメンや清涼飲料水に含まれるリンは骨に必要なカルシウムの働きを鈍らせるものだ。

自分の食事内容を見直し、便通もよくすることが大切だと強くおっしゃった。

3 自分の体は自分1人のものではないということ。

緑の野菜は血のもととなる大切な食品。肉食動物などは草食動物を食べることによって間接的に野菜を取ることとなる。自然はうまくできているのだ。特に妊婦の食事は自分1人の問題ではない。妊婦の血の中に入った成分は全て胎児に直接送られる。出産後に出す母乳のもとは血である。母親が油を取りすぎると油っぽい母乳になり、和食にすると飲みやすいさらっとした母乳になる。

悪いものは全て胎児が吸い取ってくれるので母親の健康障害は濃縮されて胎児がうけとることとなるのだ。
自分たちの食事の仕方によって、また何をたくさん食べるかによって将来の自分の子供達にまで影響があることを学んだ。

【生徒の感想】
 コーヒーのフレッシュのことやジュースの砂糖の量は頭でわかっていたよりも、実際のものをみせていただいたのでよくわかりました。自分たちが普段何を食べたり飲んだりしているのかもう一度見直さなければならないと思いました。

 日本の食は輸入食材によって大半がまかなわれていることを知りました。ただ安いだけに目をむけるのではなく、日本で作られているものにもっと関心を持ち、大切にしていかなければならないと思いました。

 一人暮らしをしたときの食生活についての実例があがっていましたが、私も似たような食生活になってしまう恐れがあるので、気をつけていきたいと思いました。

 妊婦さんの食事がその赤ちゃんに影響があるということを知り、食事は自分ひとりの問題ではないんだなあと実感しました。お話をありがとうございました。

 

 


 

2008年02月27日

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 

 

 

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