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ヒューマンサイエンス 『異文化理解について』
関西大学教授 浜本 隆志先生

---浜本教授は文化共生学の第一人者として、市民講座や多くの著書を通して活躍されています。

平成20年1月24日、1年生特進文・国際コースの計65名を対象として「異文化理解」をテーマに、講演が行われた。
特に、ヨーロッパと日本文化の比較を中心に、身近にある異文化の例についてわかりやすく説明がなされた。また、それぞれの文化の違いには、その国の歴史的背景が大きく関係しているということであった。

更に、異文化について学ぶことは、異なる文化を実際に目にし、理解した上で、自分はどういった生き方をしていきたいのか、自身に問いかけることなのだというお話がなされた。

【講義内容】

1 外国人が驚く日本の暮らし

私たち日本人にとっては当たり前のことであっても、外国人が驚く日本の暮らしというものは数多くある。

その身近な例として、「ドアの開ける方向」があげられた。一般に、ヨーロッパではドアは押すものであるのに対して、日本ではドアは引くものである。これはヨーロッパの「押す文化」、日本の「引く文化」を象徴している。それらの違いは、ヨーロッパが、外国への進出を進めながら、「発信型の文化」を築いてきたという歴史適背景が大きく関係している。一方で、日本は歴史上、外国文化を受容し、受信型文化を築いてきた。その国独自の文化というものには、歴史的背景が大きく関係しているということである。

 

2 日本人が驚くヨーロッパの暮らし

近年、日本で問題となっている、少子高齢化や消費税、教育の問題を中心に、ヨーロッパの国々と日本の制度の違いについてお話がなされた。ヨーロッパには、高速道路が無料でスピード制限がない国もあるが、事故を起こした場合、全て自己責任を追わなければならないというリスクが伴う。また、消費税25%という国もあるが、その分、福祉制度が日本より充実しているという面が見られる。教育についても大きく異なり、小学校5年生で進路を決定するという教育制度を持つ国もある。

日本と比較すると、様々な点で大きく異なるが、どちらが優れた制度だということではなく、ただ異なるシステムをもつ国々について、幅広く知ることが大切だということであった。

3 異文化理解とは

異文化理解を深めるために必要なことは、文化を視る目を養うことである。自分の目で見て、異文化を体験するためには、やはり留学することが一番の近道である。また、外国語をマスターすることは必須であるが、英語だけでなく、更にもう一つ他の言語をマスターする必要がある。

更に、異文化を理解する前に、日本独自の文化について理解を深め、日本文化のよいところを伝えることができるようになるべきである。

異文化理解とは、違う文化を理解し受け入れた上で、自分はどう生きていくかを探る自分探しの旅であると言える。

【生徒の感想】

☆ 一番興味深かったのは、「ドアの開け方だけでヨーロッパと日本の文化の違いがわかる」というお話でした。また、日頃当たり前に思っている日本の文化について、改めて考え直す良い機会になりました。これから、どんどん国際化していく中で、異文化を理解して、自分らしく生きていくことが大切か、本当によくわかりました。

☆ 私は将来、ヨーロッパに行ってみたいと考えていましたが、今日の講義でその気持ちがよりいっそう強くなりました。それまでに、日本文化のよいところについてしっかりと理解し、外国で伝えることができるようになりたいと思います。また、異文化を実際に体験し、理解することにより、よりいっそう日本文化の素晴らしさも知ることができるのではないかと思いました。

☆ 今日の浜本先生の講義を聞いて、大学の授業は、高校の授業のように受け身でいてはいけないんだと感じました。必死で考えさせられるような講義でした。将来、異文化を体験する僕たちにとって、ためになるお話をありがとうございました。

 

 


 

2008年01月28日

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 

 

 

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